秋の特別展「めざせ豊蚕(ほうさん)-おかいこさまの道具展-」

秋の特別展「めざせ豊蚕(ほうさん)-おかいこさまの道具展-」

 安政6(1859)年の横浜開港以来、生糸が輸出の主力品となったことをきっかけに、日本では生糸の生産が国を挙げての一大産業となっていきました。
良い糸を得るためには、その原料である繭が良いものでなければならず、そのためには繭を作る蚕を適切に飼育しなければなりません。
そうしたことから、人々は「蚕を育てるための道具」すなわち「蚕(さん)具(ぐ)」の改良にも熱心に取り組みました。
日本において約二千年前に始まったとされる養蚕は、時代の変化の中でも絶えることなく今日に至るまで続けられています。
「昆虫を飼育する」という言葉にすればごく簡単とも思える作業のために、いくつもの専用の道具が開発されてきたのです。
 本展では、「蚕を養う」という営みの中で作り出され、改良を重ねられてきた蚕具の数々を紹介します。
この展示が先人の知恵や工夫、そして近代日本の発展を支えた蚕という小さな昆虫について知っていただく機会となれば幸いです。

【会期】 
令和8年10月10日(土)~11月23日(月祝) (39日間)
〇開館時間:9時30分~17時(※入館は16時30分まで)
〇会期中の休館日:10/13(火)、10/19(月)、10/26(月)、11/2(月)、11/9(月)、11/16(月) 

【主催・会場】
シルク博物館  
〒231-0023横浜市中区山下町1番地(シルクセンター2階)TEL :045-641-0841/FAX: 045-671-0727
(アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅下車 4番出口より徒歩約3分)

【主な展示内容】
 ●養蚕という生業 蚕という生物/蚕と日本人/養蚕の工程
 ●「おかいこさま」のための道具 蚕具とは/さまざまな蚕具/蚕具の進化
 ●養蚕の現在とこれから 現代の養蚕/蚕糸業の現状 など

【関連事業】
 ●ギャラリートーク…10月25日(日)、11月8日(日)、23日(月祝)※各日14時~
 ●特別講演会…11月1日(日)13時30分~15時30分
   『お蚕さんと人をつなぐ道具たち-受け継がれる養蚕の知恵と未来のかたち-』
   ・講師:アシザワ養蚕 芦澤洋平 氏
   ・参加費:無料(別途入館料が必要) 
   ・申込方法:お電話にて事前申込制(先着順)※9月12日(土)9時30分より申込受付開始

【入館料】 
 一般 700円(500 円)/シニア(65 歳以上) 500 円(400 円)/大学生 300 円(200 円)/
 高校生、小・中学生 100 円(50 円)※( )内は割引(団体20名以上)の料金

 

▲毛羽取器

▲蚕糸の光


▲蚕箔(五分籠)と給桑台


▲収繭器


▲小林英次郎「皇国養蚕図絵」 部分


▲農林養蚕図 養蚕の用 部分


▲新版双六養蚕手前の栞


▲新版双六養蚕手前の栞(部分)