シルク博物館所蔵品展

「描かれた養蚕 -蚕織錦絵の世界-」

   【開催中】4/24(土)~6/6(日)

国明「千代の栄蚕の養い」 明治15年

シルク博物館では、1959年(昭和34年)の開館以来、幅広い分野にわたってシルク製品とその関連資料を収集保存し、さまざまな角度からその公開に努めてきました。
そうした当館のコレクションの一つに、養蚕・製糸・機織りを主題とした多色摺りの浮世絵「蚕織錦絵」があります。
本展では、所蔵する錦絵から選りすぐり、約50点の作品を展示紹介します。養蚕が隆盛をきわめた往時の風俗や世相、時代の息吹などを感じ取っていただくとともに、多彩な蚕織錦絵の世界をお楽しみください。

[開催期間等]

令和3年4月24日(土)~6月6日(日)

一部展示替  前期:4月24日~5月16日        後期:5月18日~6月6日
休館日    : 4/26(月)、5/6日(木)・10(月)・17(月)・24(月)、5/31(月)
開館時間: 9:30~17:00 (入館は16:30まで)

[後援]

神奈川県  / 神奈川新聞社 / tvk / NHK横浜放送局 / 横浜繊維振興会

[展示内容と主な展示資料]

(1)蚕織錦絵の誕生 中国の『耕織図』から絵手本、そして錦絵へ
   橘守国『絵本直指宝』/上垣守国『養蚕秘録』/勝川春章・北尾重政『絵本宝能縷』(複製)など
(2)多彩な蚕織錦絵 さまざまな絵師がバラエティ豊かに描いた蚕織錦絵を紹介
   広重「かいこやしないの図」/英泉「蚕織図会」/国安「蚕繁栄之図」/貞秀「蚕養道」/国芳
  「蚕家織子之図」他、養蚕図、源氏見立、福神見立、宮中養蚕、双六、名所絵など

■広重「かいこやしないの図」(3枚続) 弘化4年~嘉永5年

三枚続の一画面の中に養蚕の行程と糸繰り、真綿作りを描く。作業に従事する女性たちの姿や道具 も簡潔かつ写実的である。

■ 国芳「蚕家織子之図」10枚揃 天保年間

歌川派の人気絵師、国芳のよる蚕織錦絵。天保の改革期に出版された作品で、当時、錦絵に贅沢な風俗や役者などを描くことは禁止されていたため、美女を子どもに置き換えて描いた。

■ 英泉「蚕織図会」3枚続 文化12年~天保13年

三枚続の画面に養蚕から機織りまでを描く構図は他の蚕織錦絵と同様だが、美人画を得意とした英泉らしく、作業に従事するのは妖艶な美女である。

[会期中のイベント] 

◆学芸員によるギャラリートーク
   5/1(土)・23(日)、6/6(日)  各日とも14:00~

  ※ 当日自由参加、参加費:無料(別途入館料が必要です。