



財団法人シルクセンター国際貿易観光会館
会長 西 田 義 博
財団法人シルクセンター国際貿易観光会館は、開設以来半世紀にわたる歴史を刻み、平成21(2009)年には50周年という記念すべき年を迎えました。これも関係当局や地元経済界の皆様方の絶大なご支援、ご協力の賜と心から感謝申し上げます。
横浜は、安政6(1859)年に開港して以来、生糸輸出港として我が国の経済を支え、国際港として大きな発展をしてまいりました。生糸は、太平洋戦争前まで輸出額の第一位を占め、戦後も昭和30年代初頭までは、我が国の重要輸出品として、第一位ないし二位の座を占めてまいりました。横浜は、このようにシルクと縁の深い都市であり、今日の発展の礎を築いたのはシルクであると申し上げても過言ではありません。
当会館は、横浜開港100年記念事業として、国、神奈川県、横浜市及び関係業界の方々のご理解、ご協力をいただき、貿易・観光の振興、とくに生糸及び絹製品貿易の振興発展を図ることを目的として、昭和34(1959)年3月12日、由緒ある「英一番館」の跡地に開館いたしました。
開館当初や平成18(2006)年に横浜商品取引所(旧横浜生糸取引所)が退館した際には、入館率の低下に悩み、業務運営上厳しい面もありましたが、関係者の努力によって、この困難を克服し健全な運営を続けてまいりました。
なかでも、シルク博物館は、シルクセンターの公益事業の大きな柱であり、絹知識の普及・啓発ととともに、絹服飾の工芸美を鑑賞する総合的な場を提供するという、世界でも有数の施設として活動してまいりました。平成11(1999)年には、開設40周年を機に、新時代に対応できる施設として博物館の改装を行い、さらに50周年を迎えるに当たっては、学校教育、生涯学習等に対応できる施設として、機能の拡充強化を図ってまいりました。
今後も、21世紀の経済社会の変化に対応しつつ、生糸貿易で栄えてきた横浜のシンボルとして、博物館運営をはじめ国際貿易、観光及び絹産業の振興と発展に寄与するため、なお一層の努力を重ねてまいりたいと存じますので、従来にも増してご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
平成22(2010)年4月